はじめに
こんにちは!ゴムっちです。
今回は、機械式の立体駐車場に駐車したのは良いけれど、パレットにドアが当たって乗り降りできない!というトラブルをゴムで解決した事例をレポートします。
機械式立体駐車場の駐車できないトラブルには、「車の底を擦ってしまう」「タイヤホイールが当たってしまう」といったトラブルもあります。今回は、よくある3つのトラブルのうちの1つ「ドアが開けられない!」問題の解決事例となります。
(ホイールのトラブルは別の記事でもレポートしていますので、ご興味のある方はぜひご一読くださいませ。→「立体駐車場パレット接触!タイヤホイールの破損トラブルにゴムが活躍!」はこちらから)
1:駐車はできるが出られない!?
まず、機械式の立体駐車場にはパレットと呼ばれる台があります。駐車する時は、一旦パレットの上に車を停めて降車し、その後パレットごと車を自分の駐車スペースに移動させる仕組みです。
パレットには、車体のズレ防止や安全対策として「溝」がついています。安全対策としては良いのですが、この溝が思ったよりも深い場合があります。車の買い換えの時に車高を気にすることはあると思いますが、パレットの溝の深さまで気を付けるのは難しいですね。
今回のトラブルは、このパレットの溝にドアが当たってしまい、車を駐車しても乗り降りすることができない。というものでした。
赤い部分がパレットの溝縁です。このようにドアに干渉すると出られなくなってしまうのです。
タイヤの下に「立体駐車場かさ上げゴム」を敷くことでドアに溝縁が干渉せず、スムーズな開け閉めができるのです。
2:お客様は…
今回のお客様は、これまでずっと立体駐車場に駐車してきた方でした。すでにご使用されていた経験が豊富なお客様だったのです。新しく車を買い換えられたそうで、いつものように駐車したら「ドアが当たる!」というまさかのトラブルが起こってしまったのです。
どう頑張ってもドアが当たってしまうということで、近隣の契約駐車場を探されたそうですが、どこもいっぱいだったそうです。とりあえず、すぐにホームセンターにいって一番分厚い板を購入し、それを敷いて一旦は駐車できるようになりました。
(ホームセンターでカットしてもらった板だそうです。)
しかし、板を敷いた場合、ズレやぐらつきが気になったり、乗り降りの時に少し跳ねて大きな音が鳴ったりと落ち着かない状態でした。
どうにかできないか?ということで色々とお調べいただいたなかに、弊社の「立体駐車場かさ上げゴム」を見つけてくださいました。
お客様からは設置後に「本当に困っていました。最後の砦だと思っていました。やっと安心できました。」と仰っていただきました。
3:立体駐車場かさ上げゴムを設置!
今回は、厚さ50mmのかさ上げゴムをお買い上げいただきました。厚さ40mm以上の商品には、先頭パーツにテーパー(斜面)加工を施しております。また、かなりの重量になるためパーツごとの長さは1Mを限度としています。ズレを防止するために各パーツを連結できる「ジョイントテープ」もセットでお付けしています。
ゴムシートの連結のために製作した強力なジョイントゴムテープです!立体駐車場かさ上げゴムには、最適なサイズにカットしたジョイントテープが付属します。(厚さ40mm以上)
設置には、ややこしい作業は必要ありませんが、パーツが重いのでお二人以上で作業される方が良いと思います。
作業手順は以下の通りです。
まず、パーツを連結するための端の部分を綺麗に拭きます。連結は両面で行うため、写真のように立てて拭くと両面を拭きやすいです。水拭きできますが、水気は残さないようにします。
先頭のテーパーがついたパーツを設置して位置決めします。
まず、裏側にジョイントテープを半分接着し、その後、次のパーツを設置。表側にもジョイントテープを接着します。
(ジョイントテープの接着面は耐候性と耐水性に優れた強力な接着テープになっていますが、接着時にはしっかりと叩いて圧着する必要があり、また接着後はできれば重りを置くなどして24時間程度そのままにしておく必要があります。)
しっかりと接着したジョイントテープは強力な粘着力を発揮し、簡単には剥がせませんが、接着後すぐは粘着層が柔らかく、簡単に剥がれてしまいます。接着後すぐに剥がしてしまうと粘着力が一気に下がってしまうため、貼り直しは避けてください。
この接着と設置の工程を繰り返して設置完了となります。
4:設置完了
こうして20分程度の作業で設置が完了しました。
お客様の狙い通りの寸法で設置できました。車止めの手前の障害物をかわすために正面左奥のパーツは2分割しています。
運転席のドアの開閉。スムーズです。
スライドドアも難なく開閉できるようになりました。
5:まとめ
今回は、機械式立体駐車場の「ドア接触」対策としてのかさ上げゴムについてお送りいたしました。
!必ずご注文前に駐車場管理者様の許可を得てください!
機械式立体駐車場への「かさ上げゴム」の設置については、管理責任を負っている管理者様がいらっしゃいますので、設置許可や設置した時の安全性の検討は事前に必ず管理者様と行っていただくことになっております。
立体駐車場用かさ上げゴムはこちらの特設サイトからご購入いただけます。
「立体駐車場かさ上げゴム」
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
機械式立体駐車場の駐車トラブルには、状況に合わせたオーダーメイドも可能なゴムシート.comにぜひご相談くださいませ!
ゴムっちでした!