はじめに
こんにちは!ゴムっちです。
今回は「タイヤホイールの破損対策」として「立体駐車場 かさ上げゴム」をお使いいただいた事例をレポートしたいと思います。
ご興味のある方は是非お付き合いくださいませ!
1:立体駐車場に駐車できない!?
機械式の立体駐車場にはパレットと呼ばれる台があります。駐車する時は、一旦パレットの上に車を停めて降車し、その後パレットごと車を自分の駐車スペースに移動させる仕組みです。
少ないスペースでもたくさんの車を駐車できるので色々な場所で見られますが、昔と比べて、自家用車の車幅や車高などのサイズバリエーションが増えたため、パレットのサイズと合わず車底、タイヤ側面、ドア下など擦ってしまうトラブルが起こってしまうようです。
2:どうしてもタイヤの側面が当たってしまう!
今回の事例では、お客様の新車の車幅が広く、かなり気を遣って駐車しなければタイヤ側面やホイールをパレットで擦ってしまうという状態でした。
実際、解決策を探されていて、ご依頼いただくまでにホイールが当たってしまい2回ホイール交換をされたそうです。ホイールが干渉しない高さまで車をかさ上げできないか?ということでご相談くださいました。
Before
これだと少しズレただけでホイールを擦ってしまい、破損してしまう!
After
かさ上げすることで、ホイール部分がパレットに接触しない高さに駐車することが可能!
3:今回のお客様からのご要望
・とにかくホイールが当たらないようにしたい
・敷いたゴムのズレを極力防止したい
大前提なのが、ホイールが傷つかないことです。お客様のホイールは通常のものよりワイドなため、しっかりかさ上げする必要がありました。
また、出し入れの際に微妙にズレるなどで敷き直しする必要がないようにしたい。ということで、ゴム同士をくっつけて重量を増やす「ジョイントテープ」もご提案させていただきました。
「ジョイントテープとは?」
ジョイントテープはゴムシートを繋ぎ合わせてズレやめくれを防ぐアイテムです。
厚さ40mm以上の商品には、このジョイントテープをかさ上げゴムの幅にカットし、あらかじめ付属しております。
このように幅に合わせてカットしています
しっかりと貼り付けることで強力に接着するのです。
4:用意したゴム
今回は既存ラインナップではなく特注品をご用意しました。
サイズは「厚さ80mm×幅300mm」です。基本的には長さ1Mのパーツですが、パレットの車止め手前の合図の位置に合わせて最適なカットもさせていただきました。
また、テーパー加工(乗り上げ部分を斜面にする加工)も施しました。
(型番ラインナップでも厚さ40mm以上はテーパー加工付きです)
それぞれのパーツが相当な重さとなりますので長さは1Mまでを限度として、それをジョイントテープで繋いで設置するのです。
5:設置完了!
こちらが設置の様子です!
車輪の高さがしっかりと確保され、ホイールを擦らずに駐車できるようになりました。
各パーツのジョイントも目立たず美しい仕上がりです。
6:まとめ
今回は、機械式立体駐車場の「タイヤ側面、ホイール損傷」対策としてのかさ上げゴムについてお送りいたしました。
!必ず駐車場管理者様の許可を得てください!
今回の機械式立体駐車場は上下に動いて車を出し入れするタイプでした。横に動くタイプではないため、横方向へのズレを抑制する溝にはそれほど大きな負担がかからないということだったのでしょうか。駐車場の管理車様の許可を得てご注文、無事設置をしていただいたようです。
機械式立体駐車場へのかさ上げゴムの設置については、管理責任を負っている管理者様がいらっしゃいますので、設置許可や設置した時の安全性の検討は事前に必ず管理者様と行っていただくことになっております。
立体駐車場用かさ上げゴムはこちらの特設サイトからご購入いただけます。
「立体駐車場かさ上げゴム」
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は、「車のドア下がパレットに当たって駐車後に乗り降りできずに駐車できない!」というトラブルをかさ上げゴムで解決したエピソードをお届けします!
お楽しみに!
ゴムっちでした!